2024年11月15日

ミルクの濃度は守りましょう

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



物価高騰のため、節約目的で
「ミルクを規定量より薄めて飲ませている」
という方がいることをニュースで知りました。


胃腸風邪の時は「ミルクを薄めて与えるように」
と言われた時代もありましたが、
今ではそのような指示は聞かなくなりました。


ミルクのカロリーはメーカーによって多少のばらつきはありますが
100mlあたり、およそ66~68kcalです。

生後6カ月未満の赤ちゃんの必要カロリーは
体重1kgあたり110~120kcal*のため
5kgの赤ちゃんの場合は、
1日当たりおよそ800~900mlのミルク量が目安となります。


それが規定量で作られておらず、
出来あがり100mlのミルクを150mlで作っていたとしたら
通常100mlあたりの「68kcal」だったミルクは「45kcal」になってしまいますね。

もしも800mlを飲ませていたとすると
通常544kcal摂取できるはずだったエネルギーが
計算では360kcalにまで減ってしまうことに。


エネルギーに限らず、各栄養素も減ってしまうため
長期に及ぶと成長発達にも影響が出てしまいます。


反対にあまり飲んでくれない食の細い赤ちゃんに
栄養をとらせる目的で「濃い目に作る」という方も
みえるかもしれませんが、これも内臓に負担をかけてしまいます。


いずれもメーカーの基準を守り
正しい濃度でミルクを飲ませてあげてくださいねflower01



(*厚労省では明確な値を出していないため、
 米国アカデミー医学研究所食品栄養委員会の基準です)



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Posted by しんしろ助産所 at 10:47│Comments(0)こそだて
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