2014年02月04日
歯が生えるのが遅い時の離乳食
こんにちは しんしろ助産所です
昨日の「赤ちゃんが産まれました♪」にコメントをいただきました。ありがとうございます。
医療が進歩して出産がコントロールできるような思いを抱きがちですが、
「おへそのあな」という絵本に書かれているみたいに、「この日に産まれてほしい」と願っていた日に
赤ちゃんが産まれると本当に嬉しいですね。 これからもよろしくお願いします。
さて、助産所では、「まだ下の歯しか生えてないけど、離乳食はどうしたらいい」
という相談を受けることがあります。
離乳食が始まり、順調に進んでいても歯が生えるのが遅いと、
「柔らかいままのほうがいいのかな」
「小さいままの方がいいのかな」
と離乳食の進め方が心配になってしまいますね。
歯の生え方は個人差が大きく、生え始めるのも生え揃うのも
また、生える順番も赤ちゃんによってずいぶん違います。
離乳食の形態は、7~8ヶ月頃は舌でつぶせる固さ、
9~11ヶ月頃では歯茎でつぶせる固さを目安に移行していく時期です。
そして、7~8ヶ月頃では舌とあごを使って “もぐもぐ” とつぶして食べることを覚え、
9~11ヶ月頃では舌の動きが発達して、舌でつぶせないものを奥の歯茎の方へ運び、
“カミカミ” とつぶせるようになります。
この頃までは、歯を使って食べるわけではなく、形態も歯茎でつぶせるものなので、
生えた歯の数よりも、舌やあごの発達に合わせて進めていきましょう。
舌とあごを使ってもぐもぐできているか、奥の歯茎を使ってつぶせているか
見てあげてくださいね。
1歳を過ぎて奥歯が生えてくると、少し硬さのあるものも食べられるように
なります。この時期に、歯の生え方が遅いからと焦ることはありません。
奥歯が生えそろうのは3歳ころ。
奥歯の生え方に合わせて噛む力を育てていきましょう