2015年06月29日
こどもの誤飲
こんにちは しんしろ助産所です
2013年度の家庭用品などによる事故を取りまとめた
『平成25年度家庭用品などに係る健康被害病院モニター報告』が厚労省で公表されています。
調査が始まった1979年度以降、誤飲事故の最多であったたばこを抜き、
薬が初めてトップとなりました。
2013年度のこどもの誤飲事故の総数は531件
6~11ヶ月が最も多く147件、次いで12~17ヶ月が130件、
18~23ヶ月が63件、2才が82件という報告でした。
小児の誤飲事故件数 | |
医薬品・医薬部外品 | 96(18.1%) |
タバコ | 94(17.7%) |
プラスチック製品 | 60(11.3%) |
玩具 | 51( 9.6%) |
金属製品 | 50( 9.4%) |
硬貨 | 25( 4.7%) |
電池 | 20( 3.8%) |
食品類 | 19( 3.6%) |
化粧品 | 17( 3.2%) |
洗剤類 | 16( 3.0%) |
今回最多となった『医薬品・医薬部外品』の誤飲は、前年度57件に対し、
96件と大幅に増加しており、入院になったケースも多いそうです。
『母親がトイレに行っている間に、バッグに入っていた風邪薬を大量に飲んだ』など
の事例も報告されています。
こどもの誤飲の第2位のたばこは、6ヶ月~17か月に多いのに対し、
最多の『医薬品・医薬部外品』では、自分で容器のふたを開けることができる
1~2才が75%を占めているそうです。
3才児の口を大きく開けた直径はトイレットペーパーの芯の直径とほとんど同じなため、
トイレットペーパーの芯をとおるものは誤飲の可能性があります。
小さなお子さんのいる家庭では、こどもの目につくところや手の届くところには、
口に入る大きさのものを置かないよう細心の注意をしていきましょう。
助産所でも不定期ですが『こどもの救急 ~誤嚥・窒息時の対応~』を行っています。
ブログやメールでお伝えしていますので、ぜひご参加ください。
Posted by しんしろ助産所 at 16:47│Comments(0)
│こそだて
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