2016年10月07日

赤ちゃんの大泉門とシャンプー

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


生後間もない赤ちゃんの頭を洗う時、
「骨のないやわらかい部分を触るのが
 怖くてうまく洗えなくて・・・icon10
という方が時々いらっしゃいます。

赤ちゃんの頭の骨は
いくつかの骨が集まってできていて、
赤ちゃんの頭のやわらかい部分は
左右の前頭骨、左右の頭頂骨の4枚の骨のすき間で、
大泉門といわれる部分です。

上の子がいるご家庭では、
上の子が赤ちゃんの頭を触ろうとした時などに
強く押してしまわないかとハラハラしてしまうことも
あるのではないでしょうか。

こうした骨のすき間があるのにはちゃんと理由があります。

ひとつは、産道を通り抜けやすくするため。

狭い産道を通るときに、それぞれの骨を重ね合わせて
頭を小さくして生まれてきます。
これは骨重積といわれ、生後、数日で元に戻ります。

もうひとつは、脳が大きく成長するため。

赤ちゃんの脳は1歳頃で約2倍に、
5~6歳で成人の約90%にまで成長します。
短期間で急速に成長する脳を邪魔しないように
なっています。

赤ちゃんのからだって本当に神秘的ですねキラキラ

大泉門は生後9~10ヶ月頃までは大きくなりますが、
その後は小さくなって2歳頃までには閉じます。


骨のない弱い部分を触るのは確かに心配ですね。
でも、強く押し込んだりしなければ大丈夫!

心配しすぎて頭をうまく洗えず、
皮脂のかさぶたのようなものができる
脂漏性湿疹になってしまうことがよくあります。

指の腹や手のひらを使って優しく撫でるように
洗ってあげて下さいねclover



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Posted by しんしろ助産所 at 17:34│Comments(0)こそだて
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