2016年10月11日

夜尿の悩み

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


「おねしょが治らない・・・」

そのことを子どもが悩み始めるような年齢になると
それはもう 単なる 「おねしょ」 ではなく、
「夜尿症」 という病気です。

一般的には、夜尿のある子どもは、
2~3歳児で40~50%
5~6歳児で10~20%
10歳児で5~7%といわれており、
中には成人まで続くこともあります。

小学生になっても夜尿が続くと
子どもが自信をなくしたり
心理面や生活面に影響を及ぼすこともあります。

8~16歳を対象に調べたデータでは、
両親の離別、肉親の争いに続き、
夜尿は3番目に強いトラウマをもたらすそうです。
4番目が 「いじめ」 というのですから
夜尿が続くことが どれだけトラウマとなるかがわかります。


夜尿が続けば親も悩みます。
育て方に原因があるのではないか・・・
何かストレスをかかえているのではないか・・・

でも、育て方や性格は夜尿症とは関係ありません。
そもそも主な原因は
●膀胱の大きさと、睡眠中につくられる尿量のバランスが悪いこと
●尿意をもよおしても目が覚めないこと

決して親の責任でもなければ、子どもが悪いわけでもありません。
自分の責任だと思い込まないでくださいね。


夜尿症治療の基本は、生活改善です。
●規則正しい生活をする
●水分のとり方に気をつける
●塩分を控える
●夜中、無理にトイレに起こさない
●寝ているときの寒さ(冷え)から守る
●寝る前にトイレに行く
約2~3割がこれらの実施のみで改善されるといいます。


改善しなかった子もきちんと治療法があります。
いつか治るだろう・・と様子を見ている間に
子どもが悩み、傷ついていることもあります。

楽しいはずの野外教室や修学旅行も
心配していては 心から楽しめません。
「治療を受けている」「回数が減っている」「薬を持ってきている」
というだけで 安心につながることもありますね。


おねしょ卒業プロジェクト委員会
というサイトがあります。
そこに詳しい治療の流れや体験談が載っています。
ぜひ参考にしてみてくださいflower01




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Posted by しんしろ助産所 at 16:13│Comments(0)こそだて
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