2017年06月19日
しつけで子どもを怖がらせるのは逆効果
こんにちは しんしろ助産所です
小さなお子さんは鬼やおばけを怖がるものですね。
家の子ども叱ったりしたときも、“鬼が連れに来るよ!”とか“お化けがでるよ!”
は効果覿面でした。
なかなか寝ない時も、早く寝ないと“お化けがでるよ!”とか、
“鬼がのぞきに来るよ!”といっていたのですが、いつも自分の方が
先に寝ちゃっていたように思います。
成長した子どもと話をしていて
“お母さんがお化けや鬼がのぞきに来るって脅かすから怖くて寝れなかった”
というのを聞いて、当時は上手くいったとばかり思っていたのですが、
怖がらせていたことに気付きました。
昔話の本で“蜘蛛の糸”や“耳なし芳一”なんかも読んでいたので
よけいに怖がったのかも知れませんが、私に余裕がなかったのですね。
当時はそんな子どもの気持ちを感じることもできませんでした。
こうした怖がらせていうことをきかせようとするのはどうなのでしょうか。
調べてみると賛否両論ありました。
◆賛成意見
・ことばでいっても分からない時期に、“怖い存在”は必要
・成長すれば鬼やお化けがいないことはわかるので心配ない
・嘘も方便
◆反対意見
・怖くていうことをきいているだけで、解決にならない
・夜泣きにつながることもある
・嘘はよくない
その時にはそれが一番だと思ってやっていたのですが
子どもの気持ちにたつとそれもそうだなぁ…と思うことしきり。
叱る場合も、脅すだけではなぜしてはいけないのか、なぜそうするのか
のかを教えなければ行動は変わりません。
寝かす場合も気持ちよく眠りにつけるようなかかわりをしたいもの。
他にも子どもにいうことをきかせようとして
“もう〇〇には連れて行かないよ!” “おやつないから!” “知らないからね!”
などというのも、子どもを力で抑えようとしているのかも知れません。
ただ、怖いからいうことをきくというのは長い目でみればほんの一時期。
子どもにかけることばが脅しや怖がらせてはいないか一度振り返ってみませんか。