2017年07月10日

こどもの性器いじり

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02

1~2歳の男の子のママが
『おちんちんをいじるのが気になって・・・』 と話されたことがあります。
助産所でも体重測定やおむつ替えの時などに、おちんちんを触っている
お子さんを見受けます。

ついこの間まで 泣いてばかりいた赤ちゃんだったのに、
性器をいじって恥ずかしい、汚れたら心配、早くやめさせなくては・・・と
気になってしかたがないママの気持ちもよく分かります。

小さなお子さんがが性器をいじるのにはどんな意味があるのでしょうか?


精神分析学者の精神科医フロイトは
『人生の性の歴史は誕生時に始まるキラキラ 』と考え、
性の発達を下記にように説明しています。

口唇期(~1歳半):吸うことで栄養を得ることが快楽
肛門期(~3歳):腸の自発的操作「ためる」「出す」が深い快楽
男根期(~5歳):3~4歳になると性器を触って快感を得ることがある
潜伏期(~12歳):性的欲望が表だっては現れない時期
性器期(13歳~):性器が本来の役割を果たすようになっていく時期


これに沿わせると1~2歳は性の発達の肛門期。
性的快感のために触っているわけではありません。

自分で立って歩けるようになり、身体を自由に動かすことが
できるようになっていく中で、自分の性器の存在に気づき、
気になって触っているのでしょうね。
この時期に親が 『触っちゃダメicon10』 を繰り返し言うのはかえって逆効果!

なんとなく癖のように触っていることもあるので、外に出かけたり、
好きなおもちゃで遊んだりなど、他のことに気持ちを向けるようにしてはどうでしょうか。
2歳過ぎて言葉がわかるようになれば、
『大事なところだから、ばい菌が入ると大変』 等と教えていきましょう。

男の子だけでなく、女の子でもお風呂やおむつ替えの時に触る子もいます。
裸になると自由で身体を動かせて解放感があるのでしょうね。
服を着せようとすると嫌がる子もいますが、そんな時には、
こどもに服を選ばせたり、ママと服やパジャマを着る競争をしたりなど
興味を引く方向に誘導しましょう。

『性器はとても大切なところ、きれいにして、傷つけないようにすること』 を
幼いうちから、少しずつ伝えていくことは、性教育の一つです。
決して早すぎることはありません。
こどもは多かれ少なかれ、一時的に性器いじりをするする時期があります。
健全な成長発達のステップとして見守ってあげましょうicon



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Posted by しんしろ助産所 at 15:54│Comments(0)こそだて
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