2017年01月25日

お腹の赤ちゃんの体重

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


妊婦健診の超音波検査で
お腹の赤ちゃんの体重を計測しますが、
どうやって測っているかご存知ですか?

お腹の中にいる赤ちゃんの体重を
直接測ることはできないので、
赤ちゃんの体の各部分の大きさを測って
推定体重を出します。

●頭の横幅の大きさ;BPD(児頭大横径)
 赤ちゃんの頭を真上から見たような断面で
 横幅の一番長い部分を測ります。

●お腹周りの長さ;AC(腹部周囲長)
 赤ちゃんの体を水平に輪切りにした断面で
 お腹の前後左右の幅を測り、お腹周りの長さを出します。
   *施設により違う場合もあります。

●太ももの骨の長さ;FL(大腿骨長)
 太ももの付け根からひざまでの骨の長さを測ります。


この3つの計測値から推定体重を出す計算式が
超音波の機械にセットされており、
自動的に計算されるというわけです。

あくまでも推定なので100%正確ではありません。
どんなに正確に測定したとしても
およそ10%の誤差は出るといわれています。
赤ちゃんの体勢によって測りにくいとなればなおさらですね。


こうして出された赤ちゃんの推定体重から
発育の様子を自分で確認できる「胎児発育曲線」
が母子手帳に掲載されているのをご存知ですか?

赤ちゃんが生まれてからの
体重や身長などの成長推移をグラフにした
「乳幼児身体発育曲線」を活用される方は多いと思います。

同じように、お腹の赤ちゃんの推定体重を
胎児発育曲線に書き込んでいくと、
お腹の赤ちゃんの成長を実感できるかもしれません。

ぜひ活用してみてくださいねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 15:22Comments(0)お産