2017年12月07日

おたふく

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今朝は一段と寒かったですね。
出勤時の外気温も1℃でしたface08
寒さにまけないよう活動的でいたいですね。

最近、高齢者の帯状疱疹が増えているという記事を読んでいて
小児期に水痘ワクチンを接種しておくと、高齢者になってから出にくい、
水痘にかかったことのある高齢者に水痘ワクチンを接種すると、その後は帯状疱疹がでにくい
とありました。
その関連で、ムンプス難聴についても振りかえることができました。

ムンプス難聴って?と耳新しい感じを抱く方もみえるかもしれませんが、
おたふくかぜ(以下おたふく)はよく知られていますね。

ムンプス難聴はムンプスウィルスに感染しておこるおたふくの
合併症の一つです
日本では年間43~144万人の人がかかり、平均100万人とすると
年間5000人の子どもがおたふくのせいで難聴になっているそう…

おたふくはかかると治療法がなく
合併症がでるかどうかも運次第!
その合併症には髄膜炎1~10%や、精巣炎20~40%、卵巣炎5%、難聴0.5%、脳炎03~0.02%
があげられます。
中には治らない合併症もあり、ムンプス難聴は聴覚神経の死滅によって
起こるので治るのは難しいとされてます。

今から30年ほど前の5年間
MMRワクチン(麻疹、風疹、おたふく)ワクチンが行われたことがありましたが
髄膜炎の合併症をきたす患者が多く、以後おたふくの予防接種(定期接種)は中止になり
そんなこともあって、おたふくのワクチンは任意接種となったままです。

おたふくの合併症(ムンプス難聴)はあまり知られておらず
ムンプス難聴にかかった方および子どもたちの保護者からのメールには

・知っていたら予防は絶対受けていた!
・片耳だけでこれから何十年というの人生をずっといくていくなんて…
・聞こえなくなってからでは遅いのでワクチンを受けてください
おたふくなんて大した病気ではないと思っていた。自分の子どもの耳がきこえなくなるまでは…
・治る見込みがないといわれても親としては納得できない…

など家族の知らなかった、知っていたなら…という声であふれています。

費用が自己負担になる任意接種なので接種を迷われる方がいるかもしれませんが
ムンプス難聴のリスクを負わせないためにも予防接種でおたふくから子どもを守りましょう。


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:47Comments(0)健康