2017年12月25日

乳幼児の火傷に注意

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今年もあとわずか。
年末の慌ただしさに翻弄されていますが
週末の新聞に
“湯や蒸気で子どもがやけど 消費者庁が炊飯器や電気ポット注意”
という記事が載っていました。

炊飯器や電気ケトルの高温の蒸気に触れたり
転倒させこぼれでた熱湯でやけどを負う事故が後をたたないそうface08

死亡事故こそないものの、炊飯器や電気ポットの蒸気で
額や指をやけどしたり、コードを引っ張って熱湯をかぶったり…
幼い乳幼児期には家庭にも危険がいっぱい!

H22年12月からH29年10月までの7年間に医療機関ネットワーク事業
参画医療機関から寄せられた0歳~14歳の子どもの、炊飯器や
電気ケトルなどでやけどをした事故は計375件。
暖房器具とならんで、電気ケトルや炊飯器が子どものやけどの主要因
になっていた。

火傷の程度では、電気ケトルや炊飯器等による中等症(入院治療が必要)または、
重症(生命に危険が及ぶ可能性がある)事故で、2才以下の乳幼児
の割合が高かった(炊飯器1¥10件/11件、電気ケトル51件/56件)
暖房器具(13件/26件)。

やけどは、炎、高温の蒸気、熱湯、高温になった製品の表面などが
発生源。やけどさせないためには、できるだけこうした発生源から
子どもを遠ざけたり、触らせないようにするしか術がありません。

2才の子どもが背伸びをして手が届く範囲の平均値は1m弱、
高さ90cmの台上で手が届く長さは水平にして約13cmだそう。
こうした子どもの特性に基づいて電子ポットや炊飯器の置き場所を
考えてみるのも事故予防につながります。

事故予防には親や大人の見守りが大切といわれます。
いつも子どもと一緒に過ごせればいいのですが、なかなかそうもいきません。
年末には帰省したりして、家族が揃って年越しや年始を祝うご家庭も多いと思います。
小さな子どもがやけどをしたりすることのないよう、置き場所をチェックしたり
安全に配慮した製品を利用するなどして子どものやけどに注意しましょう(^O^)/

  



Posted by しんしろ助産所 at 16:07Comments(0)こそだて