2017年12月19日

骨密度は大丈夫?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


毎日寒い日が続いて、
インフルエンザの流行る季節になりました。
12月15日に発表された全国の定点医療機関あたりのインフルエンザの
患者数も2.58から4.06に増えています。
ワクチン接種はもちろんですが、手洗いや咳エチケットを守り
健康をまもりましょう。


さて、授乳期にはホルモンバランスの変化により、古い骨を溶かす
破骨細胞の働きが強まり、骨密度が低下しやすいことをご存知ですか。

骨密度の維持には女性ホルモンが必要ですが
妊娠中は赤ちゃんを育むために大量に出ていた女性ホルモンの
エストロゲンも産後は低値となり、産後、生理が停止している間は
この状態が続くので、骨密度が低くなりやすい状態。

母乳を産生する催乳ホルモンのプロラクチンが上昇することも
エストロゲンを低減させるので、生理が再開しにくくなる一方で、骨密度
が低下しやすくなるともいわれます。
(授乳を始め6ヶ月後には、大腿骨や腰椎の骨密度が約5%減ったface08
という報告もあります) 
授乳を止めれば骨密度は自然に回復するので、授乳期の強い腰痛や
背部痛などがある場合には骨密度を測ってもらうことも必要かもしれません。

母乳ダイエットを考えているおかあさんもみえるかもしれませんが
私たちの身体はもっと緻密に精巧にできています。
無理をすれば歪みもでてきます。
授乳期にカルシウムが不足すると血清カルシウムが減り、骨密度低下の
一因には血清カルシウム量の減少もあるといわれており、
産後はバランスの良い食事や適度な運動、日光に当たる(ビタミンD産生)など
健康な身体を維持できるよう努めたいですね (^O^)

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:33Comments(0)健康