2013年10月11日

直接母乳だけで足りない時は・・・

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


1か月未満の赤ちゃんのいるおかあさんが
「私のおっぱい 足りているかなぁ・・・」
「赤ちゃんは ちゃんと大きくなってる?」
といった不安を抱えながら助産所に相談にみえることがあります。


1ヶ月健診までは なかなか授乳のリズムや
おっぱいの含ませ方のコツがつかめないものです。
思ったように赤ちゃんの体重が増えていないこともあります。

ここで大切なことは 
「おっぱいを適切に含ませ、頻回に飲ませること」 ですが
それだけではうまくいかないことも・・・。

 
離乳食開始前の赤ちゃんの
1日の哺乳必要量は 体重1kgあたりおよそ150ml前後といわれています。
3kgの赤ちゃんなら 1日450mll程度の哺乳ができていればOKということになります。

例えばこの赤ちゃんが
1回の直接母乳で 20mlを飲みとっていたなら、
1日に必要な授乳回数は1日の哺乳必要量の450mlを1回哺乳量の20mlで割って 23回icon10

さすがに1日23回の授乳は お母さんにとっても、赤ちゃんにとっても
なかなか容易なことではありません。

もともと小さめの赤ちゃんや、少し早く産まれた赤ちゃんでは
疲れてしまって飲めない場合もあります。その時は補足が必要となります。

直接母乳を15回おこなった場合1回哺乳量の20ml×15回となり
1日に約300ml飲んでいる計算になるので 1日必要量の450mlから飲みとれた300mlを差し引いた
足りない分の150ml/日を 数回に分けて補う必要があります。

補足の第1選択は搾母乳ですが
そのうえで足りなかった分を ミルクで補うことになります。

補足量が少なすぎると 赤ちゃんは体重が増えず、弱ってしまいます。
でも、多すぎるとおっぱいの分泌量増加のチャンスを
おかあさん自らが奪ってしまうことにもなるので 注意が必要です。

その後は、1回の直接母乳量の増加具合や 体重、便や尿の回数を確認しながら
段階を踏んで補足量を減量していきます。
分泌量を確認せずに 思い込みだけで急に補足をやめてしまうのは危険です。
医療機関や助産師に相談しながら 進めてみてくださいね。



wakaba今日のおきゃくさまwakaba


 
 1歳のYくんは いつもにこやかflower01

 電車が大好きで
 よく電車を見に行くんだってicon18

 
 
  







  


 生後2週間のJくんicon17

 
 初の男子誕生に
 家族中が盛り上がっているそうですclover  


Posted by しんしろ助産所 at 16:34Comments(0)おっぱい