2017年03月06日

妊娠とペットの係わり

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


ペットってかわいいですね。
でも、妊娠となるとペットには細菌や寄生虫がいるから心配
という方が結構みえます。

過剰に気にする必要はないものの、ペットと触れ合った後は
手を洗ったり、ペットとキスしないよう衛生面には気をつけたいもの!

特にネコの糞などにいるトキソプラズマは、
妊娠中に初めて感染すると、流産や子どもの視力障害を引き起こすことが
知られています。
妊娠すると全員が受ける検査ではありませんが、抗体検査で陽性に出るのは
1割程度で約9割の妊婦には抗体がないそうkao
このため妊娠初期に検査をうけておきたいものです。

抗体が陽性に出た場合には更に感染が妊娠前なのか、妊娠後なのかといった
詳しい検査が必要です。
抗体が陰性にでた場合は感染しないよう注意が必要です。

生肉(牛刺やレバ刺し等)や半生の肉(レアステーキや生ハム等)からの感染もすることも
知られています。
妊娠中の初感染を防ぐには

1.肉料理は十分加熱して食べる。
  
2.野菜や果物はよく洗ってから調理する

3.生の肉や野菜を触った後はよく手を洗う

4.ガーデニングや畑仕事は手袋を使用し、終わったあとはよく手を洗う
  土に野良ネコの糞が混ざっている恐れがあるので素手で作業しない。
  助産所の植栽でも世話をしているとネコの糞が混じっていることがあります。

5.ネコのトイレ掃除をする際は手袋をする
  ネコの糞中のトキソプラズマが感染力をもつようになるには、24時間以上
  かかるとされており、トイレの片付けは毎日しましょう。
  他の人に頼めるならばお願いしましょう。


他にも、赤ちゃんがアレルギー体質の場合、ダニや花粉同様、ペットの毛が
アレルギー反応を起こす原因になることもあります。
ブラッシングや掃除をこまめにて清潔にしましょう。

赤ちゃんを畳や床に寝かせていると、ペットがじゃれたり
踏まれることもあるので赤ちゃんを寝かせる場所(高さ)も考えるようにしましょう。

ペットが赤ちゃんに慣れるようにするための慣らしも効果的。

知識がないばかりに、もんもんと不安を募らせることのないよう
ペットとの暮らしを楽しんでくださいね。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:56Comments(0)健康