2017年03月27日

妊娠中の腰痛

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


妊婦さんで腰痛を訴える方は多く見えます。
妊娠すると、卵巣ホルモンの一種であるリラキシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは赤ちゃんがママの狭い骨盤を通れるように、出産に備えて
関節や人体を緩める作用があります。
そのため、緩んだ骨盤をおしりや腰の筋肉で支えようとして負担がかかり、腰痛が起きます。


出産の時に腰痛があると、思うような姿勢が取れないだけでなく、
いきんだりなどの力を入れるときにも痛みが出て大変kao

腰に負担をかけず、腰痛を長引かせないようにするコツとしては、

・姿勢をただす
  妊娠中は大きくなったお腹のため、、やや反った姿勢になったり、
  背中が丸くなったりすることがあります。
  頭を風船にたとえ、風船についているひものおもりが踵にあるような感じの
  すっと伸びた姿勢にしましょう。
・重いものは持たない
  重いものをもつと腰にも負担がかかります。
  買い物は小分けにして1回を軽くしたり、宅配などを利用し工夫しましょう。
  上の子の抱っこは座った状態でならOK、家族に協力してもらい
  立っての抱っこは減らしましょう。
・長時間の運転は避ける
  長時間同じ姿勢でいると腰痛の原因になります。
  妊娠中の運転は本能的にお腹を守ろうとするため、背中や腰に負担がががります。
  助手席にいても同じ。一定時間ごとに休憩しましょうicon
・身体を冷やさない
  腰痛は血行が悪いと悪化しやすくなります。
  1年を通して身体を温めるような生活を心がけましょう。
  お風呂で温めたり、ホットドリンクやスープなどで身体の内側から温めるのも効果的icon
・運動
  ウォーキングやストレッチなどで軽く運動をしましょう。
  運動すると血液循環がよくなり腰の筋肉がほぐれ痛みが緩和できます。  
・安楽な体位『シムス位』(うつぶせに寝て片足を曲げり姿勢)
  全身の筋肉を弛緩させるシムスの体位をとり、ゆったりと休む
・骨盤ベルトの使用
  おなかの赤ちゃんの重みもあり、骨盤がゆがんで痛むときもあります。
  骨盤ベルトで固定すると楽になります。さらしなどでも代用できます。

                                             等々
まずはできることから試して、無理のないようにしてください。
分からないことなどは、かかりつけの病院などで相談しましょう。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:23Comments(0)健康