2017年03月17日

子どもの救急

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


昨日、しんしろ助産所で
「子どもの救急 ~誤嚥・窒息時の対応~」
の講習会をおこないました。

「不慮の事故」 は 子どもの死亡事故の上位に上がりますが
中でも 「不慮の窒息」 は乳幼児に多くみられます。

● 直径が1~5cm
● 噛み切りにくい
● 口腔内をすべりやすい
● 一口サイズで吸いこんで食べるような構造

上記の特徴をもつものは 特に窒息のリスクが高まります。
例を挙げると

● こんにゃくゼリー
● ピーナッツ
● パン
● ソーセージ
● スーパーボール  など・・・

また、状況としては

● 寝転びながらの飲食
● 一口カップゼリーを食べようとして
● 上の子どもが赤ちゃんの口に入れた
● 驚いた拍子に・・

などが挙げられます。



新城以北は 救急隊が到着するまで
平均13.8分かかるそうです。
だからこそ初期対応が大切です。

「対応方法を知っているか」
「知識をもとに行動できるか」 が運命をわけてしまいます。

それらを念頭において実習をおこなってもらいました。

講義と実技を1時間でまとめたミニ講座ですが、
参加される方は毎回みなさん熱心で
終了後も的確な質問がたくさん!

託児と会場の都合で 先着3組としましたが
定員を超える参加希望があり、
みなさんの意識の高さに感心しています。



昨日折しも
「食べ物で窒息死の子、5年で103人 半数が0歳児」
という記事を見かけました。

● 噛み切りにくいものは 食べやすい大きさにする
● ナッツ類は少なくとも3歳過ぎまで与えない
● 遊びながら、歩きながらは食べさせない

これらは基本ですが、
いつでも・どこでも・誰にでも 窒息は起こり得ること
と捉え、対応できるようにしておきたいですねflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:44Comments(0)その他