2017年08月01日

身近に潜む危険生物から子どもを守ろう

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02

私たちの日常には、
恐ろしい生物が 実はたくさんいます。
最近では毒ヘビやヒアリ、マダニが話題ですね。

子どもは危険生物の恐ろしさを知らないばかりか
好奇心旺盛なため、自ら近づいていくこともあります。

そのためにも親が普段から危険を教え、
気をつける必要がありますね。


<肌の露出を避ける>
アブは水場に多く存在します。
屋外プールでもよく見かけますね。
アブに刺されると急に猛烈な痛みを感じるため、
子どもが急に泣き出したら
アブに刺された可能性を考えましょう。
予防策としては、身体の露出部分をなくすこと。
紫外線対策を兼ねて 水着も布面積が大きいものにしましょう。


<草むらでのおしっこは要注意>
マダニは家庭内の「ダニ」とは別の、
山や茂みに生息する恐ろしい危険生物です。
何日にもわたって血を吸い続け、
吸い終わった時には元の何倍にも大きくなります。
登山やキャンプでは サンダルや露出の多い軽装を避け
防虫スプレーを使用しましょう。
柔らかい皮膚を好むため、
太ももや股を狙うことが多いようです。
無理にとると頭部だけ皮膚に残ってしまいます。
また、重症感染症を引きおこすことがあるため、
必ずそのまま病院に行きましょう。


<ジメジメが大好き>
ムカデは強力な毒を持っているため、
子どもが噛まれたら重症化する恐れがあります。
ムカデは湿った環境を好むため、
おふろの排水溝や脱衣所、
靴やスリッパの中などは要注意です。
着替えやタオルは必ず振ってから使用し、
靴やスリッパも中を確認してから
履く習慣をつけましょう。


<ヘビは毒をもっているという前提で>
マムシは日本の各地に生息し、
草むらや森林や水辺など、あらゆるところに潜んでいます。
マムシにかまれると 強い痛みと腫れ、しびれを伴います。
昔は毒がないと言われていたヤマカガシも
有毒ヘビだということがわかりました。
種類が判断できなくても 子どもがヘビにかまれた場合は
動かさないよう気をつけて病院へ行きましょう。


<死亡率の高いスズメバチ>
スズメバチはとても攻撃性が高いため、
近寄らない、刺激しないことが一番です。
スズメバチは攻撃前に「カチカチ」という威嚇音をだします。
「カチカチ」がきこえたら、そっとその場を離れましょう。
スズメバチに刺されると、体内に抗体ができるため、
2度目に刺された時にアナフィラキシーショックを起こし
命を落とすことがあります。
スズメバチに刺されたらすぐに病院に連れて行きましょう。



病院に勤めていた頃、5歳の子がマムシにかまれて
受診してきたことがありました。
マムシを見つけ、足で踏みつけたら
靴の上から親指をかまれたそうです。

親に言えず、我慢していましたが
様子がおかしいことに親が気づき、夜間救急を受診しました。

幸い大事には至りませんでしたが、
足は腫れ上がり、しばらく入院することになりました。

「次は踏んづけちゃだめだよ。
    ヘビさんもきっと痛かったと思うよ。」というと、
「うん、次は絶対に棒でぶったたく!」
と言った姿が忘れられませんicon10

わんぱくで逞しいのは大いに結構ですが
子どもは予想をはるか超えたことを平気でします。
くれぐれも気をつけてくださいね!!

ちなみに「危険・有毒生物」という図鑑もあるようです。
夏休みに子どもと勉強するのも良いかもしれませんねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 14:16Comments(0)こそだて