2017年08月29日

イクメン

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


育児に積極的なパパを意味する 『イクメンキラキラ
この頃ではかなり一般的に使われるようになってきました。
昔は、子育ては母親が、父親は仕事と夫婦の中で役割分担しているのが
普通でしたが、今では、夫婦で協力して育てるのが一般的。


イクメンという言葉が普及したのは、
2010年に厚生労働省の 『イクメンプロジェクト』 がきっかけと言われています。
このプロジェクトは、男性がもっと積極的に育児に関わることができる社会をつくることを
目的とした政府の取り組みです。


この頃では育児や家事を手伝ってくれるパパも増えてきましたが、
残念ながら日本の男性が育児や家事をする時間は世界の中でも最低水準icon10
ワンオペ育児の言葉もあるように、パパが育児に関わりたいと思っても育児休暇の取得はおろか、
定時での帰宅も難しい方も多いのが現状です。


子育てしやすい国ランキングで、上位にスウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドと
北欧4か国がランクインしています。
北欧では充実した育児休業制度があり、ノルウェーやスウェーデンでは、
『パパ・クオータ制度』として、パパ・ママそれぞれに育児休暇が割り当てられているそうです。
そのため、ノルウェーでは9割のパパが育児休暇を取得するとかface08
子どもの教育費や医療費が原則無料などもあり、
社会的にも子どもを育てやすい環境にあることも特徴です。


日本でも、育児休暇はママだけでなく、パパもとれるように法律で定められていますが
2014年度の取得率は、女性86.6%に対して男性は2.3%と非常に低い状態kao
育児休暇を男性が取得すると収入面での不安や職場の理解などに加え、
前例がなく、抵抗感もあるようです。

パパが育児に参加してくれると
・ママの負担が和らぐ
  産後のママは、身体的にも精神的にも不安定。
  パパが育児や家事に関わってくれることでママの気持ちに余裕ができ、
  サポートしてくれる安心感もあり、心身ともに満たされてきます。
・子どもへの良い影響
  先日のブログにも書きましたが、パパと関わることで子どもにもよい影響がたくさんicon12
  ダイナミックな遊びや、接し方で子どもは少しずつ社会性を学びます。
・夫婦円満
  大変な子育てを一緒に関わってくれることで夫婦の絆はより強くなり、
  産後クライシスを防ぐことができ、夫婦円満になります。
等のメリットがあります。


それぞれの家庭において、パパが育児参加する状況は異なりますが、
一番大切なのは、家族みんなが笑顔で楽しめることicon

そのためにも、今も、5年先、10年先もみながら
子育てしやすい社会に変わっていけるように頑張りましょう。


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:42Comments(0)こそだて