2017年08月02日

上の子が下の子に手を出す原因とその対処法

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


助産所にいると、
『下の子が生まれてから、上の子が下の子をたたいたりするkao
という話を耳にします。

厚労省の出産に関する統計から推測すると、
子どもの年齢差は2~3歳くらいが平均のようです。
(第2子の出産年齢の平均)- (第1子の出産年齢の平均)
この2~3歳は会話も徐々にできるようになってきますが、
別名『魔の2歳児icon』とも言われ、イヤイヤ期真っただ中のな時期ですね。


そんな頃に下の子が生まれると、はじめのうちは見ているだけだったのが、
慣れてくると、たたいたり、ひっかいたりface08
ふと見たら、寝ている下の子の上に馬乗りになっているなんてことも…
びっくりすることもしばしばicon10

上の子は、下の子が生まれたことでとても複雑な気分kao
今までは、大好きなママを独占できて、おもちゃもテレビも本も全部自分のもの、
でも赤ちゃんが生まれてから、ママが赤ちゃんを抱っこしている、
おっぱいをあげてるなどみるとさびしくなるのは当たり前!! 

ただ2~3歳では、下の子が生まれたことの理解がまだ十分にできないんですね。
お兄ちゃんやお姉ちゃんになることは、子どもからすると大きなストレス。

ママを取られたという思い、ママに注目してもらいたい、自分だけを見てほしい等の
複雑な感情が入り混じり、ストレスの矛先が赤ちゃんに向くのは仕方のないのことです。
“人間が生まれて初めて感じる嫉妬の対象は、兄弟である”という説もあるほど。
決して珍しいことではありません。

これらの行動に対して、頭ごなしに怒るのはNGicon08
下の子をたたいているのを見ると焦りますが、
この場合は「たたくことはいけない!」と、行為を叱るのがポイントicon
「ひどい子だね」など、上の子を否定するような言動はやめましょう。

また、
1.上の子の感情を理解し、家族などに協力を得て、上の子と2人きりの時間を作る
2.大好きでとても大切な存在であることを、常日頃から伝え続ける
3.上の子のいいところを誉めて自信がつくようにする
4.下の子のお世話を一緒に手伝ってもらい、感謝する
                                   等をしてみてください。

上の子を優先するだけで変化があることも・・・icon
ママが自分を見ていてくれるということがわかれば、気持ちが落ち着き、
下の子への攻撃も減り、兄弟としての愛情iconが芽生えてきます。

どの子も大切でいとおしい存在キラキラ
ママがその愛情を発信していれば、必ずわかってくれますよ。

                
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:49Comments(0)こそだて

2017年08月01日

身近に潜む危険生物から子どもを守ろう

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02

私たちの日常には、
恐ろしい生物が 実はたくさんいます。
最近では毒ヘビやヒアリ、マダニが話題ですね。

子どもは危険生物の恐ろしさを知らないばかりか
好奇心旺盛なため、自ら近づいていくこともあります。

そのためにも親が普段から危険を教え、
気をつける必要がありますね。


<肌の露出を避ける>
アブは水場に多く存在します。
屋外プールでもよく見かけますね。
アブに刺されると急に猛烈な痛みを感じるため、
子どもが急に泣き出したら
アブに刺された可能性を考えましょう。
予防策としては、身体の露出部分をなくすこと。
紫外線対策を兼ねて 水着も布面積が大きいものにしましょう。


<草むらでのおしっこは要注意>
マダニは家庭内の「ダニ」とは別の、
山や茂みに生息する恐ろしい危険生物です。
何日にもわたって血を吸い続け、
吸い終わった時には元の何倍にも大きくなります。
登山やキャンプでは サンダルや露出の多い軽装を避け
防虫スプレーを使用しましょう。
柔らかい皮膚を好むため、
太ももや股を狙うことが多いようです。
無理にとると頭部だけ皮膚に残ってしまいます。
また、重症感染症を引きおこすことがあるため、
必ずそのまま病院に行きましょう。


<ジメジメが大好き>
ムカデは強力な毒を持っているため、
子どもが噛まれたら重症化する恐れがあります。
ムカデは湿った環境を好むため、
おふろの排水溝や脱衣所、
靴やスリッパの中などは要注意です。
着替えやタオルは必ず振ってから使用し、
靴やスリッパも中を確認してから
履く習慣をつけましょう。


<ヘビは毒をもっているという前提で>
マムシは日本の各地に生息し、
草むらや森林や水辺など、あらゆるところに潜んでいます。
マムシにかまれると 強い痛みと腫れ、しびれを伴います。
昔は毒がないと言われていたヤマカガシも
有毒ヘビだということがわかりました。
種類が判断できなくても 子どもがヘビにかまれた場合は
動かさないよう気をつけて病院へ行きましょう。


<死亡率の高いスズメバチ>
スズメバチはとても攻撃性が高いため、
近寄らない、刺激しないことが一番です。
スズメバチは攻撃前に「カチカチ」という威嚇音をだします。
「カチカチ」がきこえたら、そっとその場を離れましょう。
スズメバチに刺されると、体内に抗体ができるため、
2度目に刺された時にアナフィラキシーショックを起こし
命を落とすことがあります。
スズメバチに刺されたらすぐに病院に連れて行きましょう。



病院に勤めていた頃、5歳の子がマムシにかまれて
受診してきたことがありました。
マムシを見つけ、足で踏みつけたら
靴の上から親指をかまれたそうです。

親に言えず、我慢していましたが
様子がおかしいことに親が気づき、夜間救急を受診しました。

幸い大事には至りませんでしたが、
足は腫れ上がり、しばらく入院することになりました。

「次は踏んづけちゃだめだよ。
    ヘビさんもきっと痛かったと思うよ。」というと、
「うん、次は絶対に棒でぶったたく!」
と言った姿が忘れられませんicon10

わんぱくで逞しいのは大いに結構ですが
子どもは予想をはるか超えたことを平気でします。
くれぐれも気をつけてくださいね!!

ちなみに「危険・有毒生物」という図鑑もあるようです。
夏休みに子どもと勉強するのも良いかもしれませんねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 14:16Comments(0)こそだて