2019年06月03日

水いぼができたら

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


6月に入り、いよいよ水遊びや
プールの季節がやってきました。
その時に問題となるのが「水いぼ」です。

水いぼは正式には「伝染性軟属腫」と呼ばれ、
ウイルスによって 人から人へ感染します。
年中みられる病気ですが、
皮膚を露出する季節はうつりやすくなるため
注意が必要です。


水いぼの治療はおよそ3つに分けられます。
1 摘除する
専用のピンセットで取り除く方法です。
確実に治療できますが、痛みを伴うため、
摘除するなら たくさん広がらないうちが
望ましいですね。

2 自然に治るのを待つ
数ヶ月から2~3年で自然に消失するため
治るのを待つという方法です。
ただ、この期間は人にうつす可能性や
掻きむしりにより、とびひになることもあるため
注意が必要です。

3 薬を使用する
ヨクイニン(ハトムギ)がいぼに有効とされており、
内服薬として用いられることがあります。
即効性や著しい効果は期待できません。


プールの水で感染する訳ではないため、
取った方が良いのか、取らなくても良いのか
医師の間でも意見が分かれるようです。

水遊びの際は 感染源となる
タオル・浮き輪・ビート板などの共有を避け、
プール後はシャワーで良く洗うことで
ある程度の予防はできます。

学校保健法では
「プールの水ではうつらないので
 プールに入っても構いません。
 ただしタオル・浮き輪・ビート板などを介して
 うつることがありますから
 これらを共有することはできるだけ避けてください。
 プールの後はシャワーできれいに洗いましょう。」
としています。学校の指示に従いましょう。

ただし 掻き壊してしまい、ジュクジュクしている
「とびひ」などの症状があれば、
プールは禁止となります。
感染拡大に注意したいですねflower01



  


Posted by しんしろ助産所 at 15:51Comments(0)健康